世田谷美術館 最終
世田谷美術館出展作品のご紹介もやっと今日で終了です。
6月13日の記事から始まり、2か月近くもかかってしまい、本当にごめんなさい。
では・・・
人気2位だった
「サンタクロースの贈り物・・・『平和』」を御紹介。
これは昨年、東京都美術館で行われた「創作手工芸展」で
入選した作品なので、HPの方でご覧になった方もいらっしゃると思います。
以前にも少し触れましたが、今回はその時から少しバージョンUPしての展示でした。
写真では分かりにくいかもしれませんが、
手前にサンタクロースからのプレゼントの山、いくつかの動物達はプレゼントを持っています。
そしてX'masツリーの飾り付け。
夜景の光、と夜空の星は以前は羊毛でしたが、
今回ラインストーンを一つ一つ貼りました。
そして人気1位だったのは・・・
タイトル「美術館」です。
作品はオリジナルデザインで全てに著作権が発生しています。
複製、類似品等、固くお断り致します。
これも写真では分かりにくいですね。
油絵で描いた空の絵に、空を見上げている犬3匹を羊毛で貼りました。
そして飾られたその絵の中に居る犬と全く同じ犬が、やはり3匹手前に座って絵を見上げています。
自分達の肖像を見ている犬3匹を表現しました。
油絵は私の作品ではなく、4年程前、父がまだ病気で倒れる前に描いたものです。
父は50年以上、趣味で油絵を描いていました。
(一応何回か賞をいただいたりもしています。)
父は空と海が特に好評だったので、私が「うちの犬が夏の空を見上げている絵を描いて」と頼みました。
最後に犬の絵を描きかけてその絵を完成しないまま父は目をやられてしまったのです。
その絵を、私は絵は描けないので、父の描きかけた犬の上に羊毛で犬を描き、完成させました。
まぁ、父との合作って感じですね。
今回この作品がとっても皆様からのご好評をいただきました。
父には見えないのが残念ですが、娘との合作が好評を受けたという事をとても喜んでいました。
ちょっと親孝行が出来ました。
以上で世田谷美術館展示作品、全て御紹介させていただきました。
長い事お付き合いいただき、ありがとうございました。
メールで感想等をお寄せくださいました方々、ありがとうございました。
(コメントに載せてくださっても良かったのに・・・
わざわざありがとうございました。)
そして又最後にご一緒しました作家さんの未紹介の皆様の作品です。
EBアート・油絵の申 潤子さんの作品です。
実は彼女は2年程前に亡くなられてしまいました。
今回は彼女の御家族の方のご協力で参加していただきました。
岡本太郎氏を尊敬されていたという彼女の作品には迫力を感じました。又これとは全然違った可愛い絵本も残されていらっしゃるんです。
トールペイントの高畑美穂子さんの作品です。
今迄見た事のない、とても細かい絵をお描きになります。
高畑さんの作品を見てトールペイントのイメージが変わったと仰る方がたくさんいらっしゃいました。
「習いたい」「欲しい」という声も、本人が困る程に有った様です。
(お教室も開いていらっしゃいます。)
そしてラストは・・・
今回の主催者でもあります、活花・構成の柳原香翠さんの作品です。
と言っても柳原さんはこの全体の構成、会場中のオブジェ、入口のフラワーアレンジメント、入口のオレンジや紫のボールのオブジェ、全てを手掛けていらしたので、既に御紹介させていただいた写真の一枚一枚にどこかしら必ず写っていたと思います。
ただ一つ写っていなかったのがこの作品です。
これは本物のヒョウタンです。
本物のヒョウタンにエアーブラシイラストの矢嶋さんが石目に塗装したものを柳原さんがこの様に飾られました。
柳原さんは草月流の先生です。
大きな病院でも数か所お花を生けに行かれていらっしゃるので、実は皆様も知らないうちにご覧になっていらっしゃるのかもしれませんよ。
実はこの他にも木版画、写真の方も参加されていらしたのですが、遠方からの御参加で初日しかいらしていなかった為、私のブログに載せさせていただく許可をいただくのを忘れてしまいました。(いつもこんな事ばかりでごめんなさい。)
秋に個展を控えていらしたり・・・色々とお忙しい方々なので、私のブログの為にあえて連絡を取るのも失礼かと思い、控えさせていただく事にしました。
お二方の個展やイベントの際は又ここでご紹介させていただきます。
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